朝日新聞に掲載されました

12日付、朝日新聞京都版に掲載されました!

ダウン症の子どもたちの写真展 中京で27日まで

2010年12月12日
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一心ちゃんを抱く武田みどりさん=中京区のシンフォニア御池
 ダウン症の子どもを持つ家族による写真展が11日、医療複合施設「シンフォニア御池」(中京区東洞院二条下ル)のギャラリーで始まった。子どもたちの日常生活をとらえた21枚を展示。主催者側は「障害児をもつことで悩んでいる母親に見てほしい」と呼びかけている。
 ダウン症の子どもを持つ親たちの集まり「トコトコの会京都」が企画。メンバーの一人の武田みどりさん(35)=上京区=は7月13日、三人目の子どもとなる次男「一心(いっしん)」ちゃんを出産した。
 ダウン症との告知があったのは6日後。その間、ネットでダウン症の子どもを持つ親のブログを探し続けた。「告知はされなくても、なんとなくわかっていた。へこんだままでは子育てはできない。前向きな書き込みを探し続けていた」
 その中で、障害児を持つ母親の多くが悩んでいること、出産の前に障害があるとわかり中絶を選ぶ母親がいることを知った。退院後、「障害が不幸でないことを伝えたい」と、ブログで一心ちゃんとの生活について書き続けている。反響は大きく、悩んでいる母親から毎日のようにメールが来る。
 今回、展示されている写真は、武田さんと同様に、ダウン症の子どもを持つ府内の親たちが、水遊びしたり保育園に通ったりしている様子を撮影したもの。「毎日を当たり前に暮らしている様子を伝えよう」と2009年に始め、今回で3度目の開催だ。
 展示は27日まで、平日と土曜に開催。2月には久御山町のジャスコ久御山店や下京区のひと・まち交流館などでも開く予定。会では写真展の参加者を募集している。問い合わせはメール(tokotokokyoto@yahoo.co.jp)へ。(江戸川夏樹)